【初心者向け】第五回 メモ帳だけでゲーム作ってみた 〈ブロック崩し編〉
今回もメモ帳だけで、HTMLとJavaScriptを用いてブロック崩しを作っていきたいと思います!
- 準備編
- ボールを作ろう!
- 動くバーを作ろう!
- ブロックを作ろう! ←前回
- 完成させよう! ←今回
前回の第四回には、ボールが当たると壊れるブロックを作りました!
そして今回は、ブロック崩しの最終回として、今作っているものをもっとゲームっぽくするために、いろいろと少しずつ変えていきたいと思います!
今までの四回を見ていない方はぜひそちらを先に見てください!
色を変えてみよう!
前回作ったものは、白黒で質素ですね!
ここで、ボールやバー、ブロックに色を付けてみましょう!
色の設定はすごく簡単!
ボールやバーの表示の前に、
CONTEXT.fillStyle = "red";
といったコードを入れればOKです!
今回は、ボールをオレンジ、バーを緑、ブロックを赤にしてみました!
…
CONTEXT.fillStyle = "green";
CONTEXT.fillRect(bar_x, bar_y, bar_width, bar_height);
…
CONTEXT.fillStyle = "orange";
CONTEXT.arc(ball_x, ball_y, ball_r, 0, 2 * Math.PI);
…
CONTEXT.fillStyle = "red";
CONTEXT.fillRect(block[i][0], block[i][1], block_width, block_height);
…
のように、それぞれの表示するコードの上に書けばOKです!

好きな色を英語で入力して、カラフルにしましょう!
ボールをだんだん速くしよう!
このままでは難易度的に簡単すぎますね!
なので、ブロックがなくなればなくなるほどボールのスピードを速くしましょう!
今回はブロックが一つ崩れるごとに、スピードを「5」から「6」に上げましょう!
ここで気を付けないといけないのが、
ball_speed_x, yは、今は「5」と「-5」のどちらかですね。
なので、ball_speed_x, yが正の時(0より大きいとき)は、
ball_speed_x = ball_speed_x + 1;
ball_speed_y = ball_speed_y + 1;
逆に、ball_speed_x, yが負の時(0より小さいとき)は、
ball_speed_x = ball_speed_x - 1;
ball_speed_y = ball_speed_y - 1;
としなければいけないですね。
なのでここでもif文を使って場合分けをしましょう!
ブロックとボールが当たったか判定する部分に今のを書き込みましょう!
とても長くなってしまうので、先に書きこむことをまとめます。
if (ball_speed_x > 0){
ball_speed_x = ball_speed_x + 1;
} else {
ball_speed_x = ball_speed_x - 1;
}
if (ball_speed_y > 0){
ball_speed_y = ball_speed_y + 1;
} else {
ball_speed_y = ball_speed_y - 1;
}
この上の分を、下の(ここに書き込む)と書いてある部分に書き込みましょう!
(コピペでもOKです!めんどくさいですよね。)
if (ball_x + ball_r >= block[i][0] && ball_x <= block[i][0] ) {
if (ball_y >= block[i][1] && ball_y <= block[i][1] + block_height) {
block[i][2] = true;
ball_speed_x = - ball_speed_x;
(ここに書き込む)
}
}
if (ball_x >= block[i][0] + block_width && ball_x - ball_r <= block[i][0] + block_width) {
if (ball_y >= block[i][1] && ball_y <= block[i][1] + block_height) {
block[i][2] = true;
ball_speed_x = - ball_speed_x;
(ここに書き込む)
}
}
if (ball_y + ball_r >= block[i][1] && ball_y <= block[i][1] ) {
if (ball_x >= block[i][0] && ball_x <= block[i][0] + block_width) {
block[i][2] = true;
ball_speed_y = - ball_speed_y;
(ここに書き込む)
}
}
if (ball_y >= block[i][1] + block_height && ball_y - ball_r <= block[i][1] + block_height) {
if (ball_x >= block[i][0] && ball_x <= block[i][0] + block_width) {
block[i][2] = true;
ball_speed_y = - ball_speed_y;
(ここに書き込む)
}
}
(うまく関数を使ってまとめてみてもいいですね!)
ですが、このままでは、ボールが早くなりすぎて、バーをすり抜けてしまうことも出てくるでしょう!
なので、ボールのスピードの最大を「10」にしましょう!
つまり、
スピードが「10」以上なら、スピードを「10」にする
というコードを組み込みましょう。
これを先ほどと同様に、「10」と「-10」に対応させるため、
if (ball_speed_x > 10) {
ball_speed_x = 10;
} else if (ball_speed_x < -10) {
ball_speed_x = -10;
}
if (ball_speed_y > 10) {
ball_speed_y = 10;
} else if (ball_speed_y < -10) {
ball_speed_y = -10;
}
このようにしましょう!
あとは最後にどこにこれを入れるかですね!
実はどこでもいいんですが、今回は、
…
if (ball_speed_x > 10) {
ball_speed_x = 10;
} else if (ball_speed_x < -10) {
ball_speed_x = -10;
}
if (ball_speed_y > 10) {
ball_speed_y = 10;
} else if (ball_speed_y < -10) {
ball_speed_y = -10;
}
ball_x = ball_x + ball_speed_x;
ball_y = ball_y + ball_speed_y;
CONTEXT.beginPath();
CONTEXT.fillStyle = "orange";
CONTEXT.arc(ball_x, ball_y, ball_r, 0, 2 * Math.PI);
CONTEXT.fill();
…
のように、ボールを動かす前に入れましょう!
完成!
ということで、これで「ブロック崩し」が完成しました!✨
もっと自分好みにカスタマイズしたい方は、ぜひ変数の数字をたくさん変えてみましょう!
(例えば、block_widthを60に変えてみて、ブロックを横長にしたり)
今回作ったコードでは、変数の数字を少し変えるだけで全然変わったゲーム性を持つブロック崩しに仕上げることができます!
是非いろいろ挑戦してみてください!
もしよければ自分が作った作品のスクリーンショットなどをTwitterなどに送っていただけるとすごく喜びます!
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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