【Siri・ショートカット対応】iPhoneでWindowsパソコンを起動するWake On LAN対応アプリのご紹介‼《Wake Me Up》
みなさんこんにちは。
ただの大学生って言います。
今回は、iPhoneでWindowsPCを起動することが出来る「Wake Me Up」というアプリを見つけたのでご紹介していきます。
設定などが少しややこしかったりしますが、写真などを用いてわかりやすく説明していくので、是非最後まで読んでみて下さい!
Wake On LANとは?
今回、「Wake Me Up」というアプリを使うのですが、これを使うとWindowsパソコンなどで使うことが出来る「Wake On LAN」という機能でパソコンを起動することが出来ます。
名前がややこしいのですが、「Wake On LAN」とはパソコンの機能の名前で、「WoL」と略されます。
Wake-on-LAN(ウェイク・オン・ラン、略称WoLあるいはWOL)は、コンピュータネットワーク(主にLAN)に繋がっているコンピュータの電源を遠隔で投入する技術あるいはその行為を指す。
コンピュータネットワークに特定のパケットを送信させることにより、そのパケットの内容に該当するコンピュータが自ら電源を投入させる仕組みである。
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/Wake-on-LAN
Wikipediaではこのように書かれていますが、超簡単に説明すると、パソコンを遠隔で電源を入れたりスリープを解除したりすることが可能になる機能です。
そしてこの機能をオンにするには、まずWindowsパソコン側では少し設定をいじらないといけないので、まずはそこを次の項目で書いていきたいと思います。
設定などの準備
ではWindowsパソコンで「WoL」をできるようにするための設定を変えていきます。
BIOSの設定
まずは、BIOSの設定を変えていきます。
BIOSって何それ?という方もいると思いますので、簡単に説明いたします。
(わかりやすさを重視しますので、少し本来のものとは違うかもしれませんが…)
BIOSというのは、Windowsを起動する前のお仕事をしてくれるものです。
例えば、スマホなどでも、アプリを起動しようとする前にホーム画面がありますよね。
iPhoneなどではホーム画面などはiOSというOSで動いていて、OSの上にアプリが動くようになっています。
Windowsも似たようなもので、BIOSというシステムがあることでWindowsが起動されます。
iOS(ホーム画面)→アプリ
BIOS→Windows
といったところでしょうか。
気になった方は調べてみてもいいですね。
BIOSの起動の仕方は、マザーボードによって変わりますが、大体はパソコンの起動中に、「Del」「Esc」「F2」「F10」「F12」あたりのキーを連打することによって入れるはずです。
次にBIOSの設定の中から、WoLの設定を見つけます。
これが本当にBIOSによって異なるので、自力で探すしかないです💦
・Wake On LAN
・Remote Power On
・PCIEによる電源ON
・ACPI
このような設定がどれか一個だけあるはずです。
それを探し出して、「Enable」に設定しましょう。
自分のマザーボードやBIOSが何かわかる方は、「(マザーボードの名前) WoL 設定」などで調べたら出てくると思います。
また、マザーボードによっては、WoLが使えないためそういう設定が無かったり、常にオンになるようになっているから設定が無かったりすると思いますので、そこは自分で調べましょう。
一応私のパソコンのBIOSの写真を載せておきます。

ASUSのマザーボードのBIOSで、探すのが困難だったので検索バーを使って探しました。
正直ここの設定を探すのが一番大変です。
Windows側の設定
BIOSの設定が終われば、あとはWindows側で設定をするだけです。
これはさっきに比べれば単純なので、安心しましょう笑

まずは左下の「Windowsマーク」を右クリックして、「デバイスマネージャー」をクリックしましょう。

そして、「ネットワークアダプター」の中にあるネットワークアダプターをダブルクリックしましょう。
これもマザーボードによって変わったりしますので、画像と違ったら少し調べてみましょう。

そして中にある、「ウェイク・オン・マジック・パケット」を「有効」にしましょう。
ちなみに、私の環境では上の設定だけで行けたのですが、調べてみるともう一つ設定をしないと動かなかったというのも見かけたので、一応書いておきます。
先ほどの画面の右上の「電源の管理」をクリックして、一番下の「Magic Packetのみ~」という部分にチェックを入れましょう。

私の環境ではここにチェックを入れてなくても動いたので、チェック入れなくていいと思いますが…
WoLをiPhoneで使える「Wake Me Up」のご紹介
では本題です!
iPhoneでパソコンが起動できるアプリのご紹介と、使い方について説明してきます!

Wake Me Up allows you to start a computer (PC or Mac) remotely, by sending a special Wake-on-LAN network request. You can start your computer in several ways: – By pressing the big button inside the app. – By using the “Today" widget available on the home screen of your iPhone or iPad. – By asking…
こちらのアプリを使うことで、Siriやショートカットのアプリなどを使ってパソコンを立ち上げることが出来ます。
では実際にこのアプリの使い方をご紹介していきましょう。

起動したときの画面はこんな感じ。
真ん中のボタンを押すことでパソコンを起動することが出来ます。
ただまだ設定が出来ていないので、右上の設定マークを押しましょう。

コンピューターのアドレスを入力する画面が出てきますね。
MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスクというものを入力しなければならないです。
このアドレスの確認の仕方が分かる方はこの下は飛ばしていただいてOKです。
アドレスの確認の仕方
まずWindowsパソコンの左下の検索バーで「cmd」と検索しましょう。
すると「コマンド プロンプト」というものが出てくると思うので、それを起動しましょう。
そしてその中に「ipconfig /all」と入力してエンターを押しましょう。
するとネットワーク関連のアドレスがいっぱい出てきます!

ご存じの方も多いと思いますが、このアドレスはネットワーク上の住所みたいなものなので、公開しないほうがいいですよ。
そこにある
「物理アドレス」を、「MAC ADDRESSに、」
「IPv4 アドレス」を、「IP ADDRESSに、」
「サブネット マスク」を、「SUBNET MASKに」
入力しましょう。
また、最後の「PORT」は標準では「9」になっているはずですが、私の環境では「7」で動きました。
ここは実際に試すときに変えてみて試してください。
これで設定は完了です。
右上の「Save」を押して完了しましょう。
試しにパソコンをシャットダウンして、パソコンを立ち上げてみましょう!
うまく設定が出来ていれば、スマホから立ち上げることが可能になっているはずです!

また、左上の?マークから、「Add To Siri」でSiriショートカットを作ることが出来、これで「ショートカット」アプリでも使うことが可能になります。
これをうまく使えば、自宅に着いたときにパソコンを自動で立ち上げたり、朝起きたら自動でパソコンを付けたりととても便利になりますよ!
最後に
というわけで今回は、iPhoneでパソコンを立ち上げることが可能になる「Wake Me Up」というアプリを紹介しました!
使いこなせると、めっちゃ便利になるので是非いろいろと試してみましょう!
長くなってしまいましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
このブログでは、他にも初心者向けのプログラミングの記事やゲーム紹介の記事を書いていますので、良ければ是非読んでみて下さい!
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